モタードはイイゾ

モタードについての日記

エンデューロを知らない人へ 後編

 

エンデューロやってます楽しいですよ。貴方もやりませんか?」

この言葉には気を付けなくてはいけません。

エンデューロレースには色々な種類がありますが、ざっくり分けると下記の2つに分かれます。

クロスカントリー

ハードエンデューロ

定義づけの話をするとめんどくさい・ややこしい・伝わりにくいのでザックリ解説します 。

クロスカントリー

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・緩やかなコース設定で比較的ハイスピードなレース展開

・モトクロスコースで行われることも多く、大ジャンプ部分をカット。コース上に軽い障害物を設置してコース難易度を調節する

上記の理由からモトクロッサーでも問題なく走れる為、普段モトクロスをやっている人たちも参加することが多く、ハイスピード経験を活かして活躍している

・基本的にはノンストップで走り続けます。 非常に爽やかなレースです。コース難易度は基本的に誰でも周回出来ることを前提としていることが多く、初心者であっても自分のペースで走り続け、、レース終了後は余韻を楽しみながら家に帰り、SNSに自分が走っている写真が上がる時間を楽しみ待ちます。健全です。

 

ハードエンデューロ

・非常に難易度の高いコース設定で行われる為、スピード感はありません。セクションからセクションへ移るような為その間の移動はもはやツーリングになります。

・モトクロスコースよりは山を開拓したエンデューロコースで行われることが多いです。モトクロスコースで開催されることもありますが未開拓地帯の山林や岩場。本来設定されているコースとコースの間をヒルクライムとして走らせるetc...

 

・モトクロッサーで出るのは変態の所業です。モトクロステクニックはほぼ活かされません。

 

・なかなか停まらず走り続けられる人は居ないように思います。「沼に棹立ちになったマシン」「バイクの押し引き」「投げ」などバイクを重荷に感じる場面が多々あります。

・ 非常に過酷な競技です。1周すら出来ない参加者が居ることはザラにあります。技量が足りていなければ先に進むことが出来ず、同じ場所でもがき続ける苦行と化すわけです。レース中に参加したことを後悔し、SNSにはセクションでもがいている姿が上がります。

 

エンデューロと言っても上記のように競技性質はかなり異なります。 ハードEDを好む人がクロスカントリーに出ることはあってもその逆はあまり見ません。当然です。休日に金を使って苦行に参加したいと考える人間は少数派の筈です。

 

しかしハード系レースの魅力は不思議なもので全く通用せず地獄をみても「次こそは」という不思議な熱意が沸いてくるのです。 また普段なら尻込みするようなセクションであっても会場の盛り上がり、観客の応援等々「熱い空気」に背を押されてアクセル全開で突っ込んでしまうのです。 「観るレース」としてもハード系は人気です。区間の速さでなくセクションを越えるか越えられないかの1か0という分かりやすさ様々なライダーが困難なセクションに挑んでは散り、もがき、ゲロをはき、バイクを壊してレース中に整備を始める姿は観戦する側として最高に見ごたえがあります。

 

エンデューロ世界の区分、伝わりましたでしょうか?キャンプに近いですね。ロッジに泊まることをキャンプと言う人もいれば「何もないところにテント張ってこそキャンプ」という人まで居ますよね。「エンデューロやってます」という言葉はそれと同様です。油断すると恐ろしい世界へ誘い込れるので「岩場でバイクから降りて押し引きしている人」「2ストマシンのチャンバーがボコボコになっている人」「イケルイケルダイジョウブが口癖の人」には要注意

 
 

 

エンデューロやってます楽しいですよ。貴方もやりませんか?」

この言葉には気を付けなくてはいけません。

エンデューロレースには色々な種類がありますが、ざっくり分けると下記の2つに分かれます。

クロスカントリー

ハードエンデューロ

定義づけの話をするとめんどくさい・ややこしい・伝わりにくいのでザックリ解説します 。

クロスカントリー

 

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・緩やかなコース設定で比較的ハイスピードなレース展開

・モトクロスコースで行われることも多く、大ジャンプ部分をカット。コース上に軽い障害物を設置してコース難易度を調節する

上記の理由からモトクロッサーでも問題なく走れる為、普段モトクロスをやっている人たちも参加することが多く、ハイスピード経験を活かして活躍している

・基本的にはノンストップで走り続けます。 非常に爽やかなレースです。コース難易度は基本的に誰でも周回出来ることを前提としていることが多く、初心者であっても自分のペースで走り続け、、レース終了後は余韻を楽しみながら家に帰り、SNSに自分が走っている写真が上がる時間を楽しみ待ちます。健全です。

 

ハードエンデューロ

 

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・非常に難易度の高いコース設定で行われる為、スピード感はありません。セクション間の移動はもはやツーリングになります。

・モトクロスコースよりは山を開拓したエンデューロコースで行われることが多いです。モトクロスコースで開催されることもありますが未開拓地帯の山林や岩場。本来設定されているコースとコースの間をヒルクライムとして走らせるetc...

 

・モトクロッサーで出るのは変態の所業です。モトクロステクニックはほぼ活かされません。

 

・なかなか停まらず走り続けられる人は居ないように思います。「沼に棹立ちになったマシン」「バイクの押し引き」「投げ」などバイクを重荷に感じる場面が多々あります。

・ 非常に過酷な競技です。1周すら出来ない参加者が居ることはザラにあります。技量が足りていなければ先に進むことが出来ず、同じ場所でもがき続ける苦行と化すわけです。レース中に参加したことを後悔し、SNSにはセクションでもがいている姿が上がります。

 

エンデューロと言っても上記のように競技性質はかなり異なります。 ハードEDを好む人がクロスカントリーに出ることはあってもその逆はあまり見ません。当然です。休日に金を使って苦行に参加したいと考える人間は少数派の筈です。

 

しかしハード系レースの魅力は不思議なもので全く通用せずに地獄をみても

「次こそは」という不思議な熱意が沸いてくるのです。 また普段なら尻込みするようなセクションであっても会場の盛り上がり、観客の応援等々「熱い空気」に背を押されてアクセル全開で突っ込んでしまうのです。

 

「観るレース」としてもハード系は人気です。区間の速さでなくセクションを越えるか越えられないかの1か0という分かりやすさ様々なライダーが困難なセクションに挑んでは散り、もがき、ゲロをはき、バイクを壊してレース中に整備を始める姿は観戦する側として最高に見ごたえがあります。

 

エンデューロ世界の区分、伝わりましたでしょうか?キャンプに近いですね。

ロッジに泊まることをキャンプと言う人もいれば「何もないところにテント張ってこそキャンプ」という人まで居ますよね。

エンデューロやってます」という言葉はそれと同様です。油断すると恐ろしい世界へ誘い込れるので「岩場でバイクから降りて押し引きしている人」「2ストマシンのチャンバーがボコボコになっている人」「イケルイケルダイジョウブが口癖の人」には要注意