モタードに履かせるタイヤ
私がWRやDRZのようなトレールベースのモタードに履かせるタイヤは
IRC 01R
ピレリ スーパーコルサ
この2択です。
理由は単純です。履いてる人が多いからです。
サーキット行くとモタード車両は大体このどちらかです。。
速い人のフォームやサスセットを盗む上でタイヤが同じというのは大きなメリットです。
又は速い人のマシンを貸してもらう際に同じタイヤである方がマシンセットの違いを体感しやすいです。こける心配も減りますしね。
・01スペックRの利点
スーパーコルサのグリップが良いなんてことは分かりきっているので書く気になれません。ので01Rの良さを語ってみようと思います。
グリップ力
ドライグリップはダンロップa13と同程度だと思います。人によって両者どちらが上か意見が分かれますがモタードで使う分には01Rの方が上のように感じます。
値段
グリップが上記のようにa13と同程度だとすると自動的に市販ラジアルタイヤの大多数よりも強いタイヤということになります。しかしそのラジアルタイヤ達よりも明らかに安い。前後で25000円程でしょうか。01R以上のグリップがなければラジアルタイヤに高い金を出す理由がないんですよね。だからこそ01Rとスーパーコルサの2択が発生するのでしょう。
熱依存の低さ
冬場のサーキットであっても3週ほどの暖気走行で充分攻め込んでいけます。ウォーマーなしでも危険性を感じないです。また雨天時でも排水性が高く、レインタイヤ扱いしてる人も見かけます。これらの特性と相まってツーリングに最適なタイヤとも言えます。
ライフ
悪いです。スパコルと大差ありません。 人とマシンによりけりですがサーキット走行ならば7回(10時間くらい?)走れば交換時期が来るんじゃないでしょうか。
タイヤそのものの特徴としては表面が固く、意図してタイヤを潰しにいかないと上手くグリップしてくれない手応えです。この辺はスパコルの方が楽であちらは意識しなくともタイヤがサスペンションみたくしなってグリップを稼いでくれます。
私は慣れないうちは01Rで練習した方がいいと考えています。コスト面は言うまでもないですが、ブレーキングでタイヤを潰す感覚や、その為のサスセットなど、基本を押えないとまともに走れないので自然それらが身に付きます。
いきなりスパコルで練習しているとタイヤがフレッシュなうちは無茶なアクセルワークやあってないサスセットでもなんとか走れてしまうもののタイヤが少し減っただけでなすすべもなくコケ散らかしてしまう。そんなパターンを割りと見かけます。
ミニサーキットデビューしたいモタード乗りの方、とりあえず01R履いてみませんか?