21インチの話
スーパーシェルパをサーキット練習用に持ってます。
ホイールはノーマル21インチのまま使ってます
本気で作らない限りトレールマシンは17インチより21インチの方が速いです。
下手にモタードを作るよりオフ車元々のホイールで走った方が速い
そういうケースが多々あります。やたら高いモタホイ買ってトレールマシンに組んだら遅くなった。そういう経験ありませんか?私はあります
・なんで21インチが速い?
①オフ車が元々21インチで設計されているからです。
21インチでバランス取れている車体を前後17インチにすれば当然バランスは崩れます。
具体的には極端な前下がりの姿勢になってリヤサスがまともに機能しなくなります。
この車体姿勢がどうのこうのは正直判断するのが難しい話で峠かじった程度の人では全然理解できないと思います。
17インチ化した車体を21インチ状態よりも速く走らせるには上記の車体姿勢問題をクリアすることが最初の課題になります。
恐らく最初から17インチで売ってるトレールモタード(CRF250Ⅿ等) も例外ではなく、ちゃんと走らせるなら車体姿勢の矯正が必要と思われます。
ようするにサーキットで走れるレベルのモタードづくりは中々メンドクサイってことです。
②タイヤ細い方がパワー食われない
WRのような例外を除けばトレールバイクのエンジンは非常に非力です。
そういうマシンに17インチの太いタイヤを履かせればパワーを食われて遅くなりがちです。
③IRCタイヤのグリップが尋常ではない
GP210は見た目に反してサーキット使用するにあたって充分過ぎるほどのグリップを発揮します。
しかも前後で12000程度と安い。ライフもサーキット10回程度は使えると経済的
トレールマシンの出力ではこのタイヤでもほとんど開けゴケしません。
モタード選手権S3クラスへの参加を解禁して欲しい
現在全日本モタード選手権の市販車クラスであるS3クラスには21インチ車での参戦は認められていません。
現状ではWR250Xのワンメイクレースと化しており、タイヤもスーパーコルサ一択になるため入門にしては非常に高コストなカテゴリになっています。
そのせいなのかそもそも過疎っているカテゴリだからなのかはわかりませんが参加台数は年々減っています。
この状況を改善するには21インチを解禁し、その辺で拾ってきたKLXでの参加を誘発させるべきだと考えています。
実際草レースの市販車クラスでは21インチ車が暴れまわったりしていて非常にお手軽に遊んでいる人たちが沢山います。
まあレースのルール的なことはさておき、トレールマシンの楽しみ方の一つとしてサーキット遊びは非常におすすめだというお話でした。