公道用にモンスター900を持ってます。インジェクションの2003年式です。
ほとんど乗ってませんが。
特に何か拘りがあるわけでなく、安く手に入る機会があったので所有しています。
外観
まあ大型空冷ネイキッド然とした威風堂々とした車格ではありません。
国産400ネイキッドよりも小さいです。
簡素でシンプルなデザインです。モンスターは登場から現代に至るまでの過程で性能、外観ともに過激路線へ舵を切って来ましたが初期型こそが一番モンスターらしい落ち着きのある飽きの来ないフォルムだと思います。
最新のモンスター 2003年式のモンスター
走行性能
本気で走りこんではいませんのでわかることだけ。
エンジンは最大78馬力を発生させる900SS系統のエンジンを加速寄りにして積んでます。GSF1200などと同じような成り立ちですね。
(900SSというのはモンスターが登場した90年代後半時点で既に旧式のスポーツモデルです)
「空冷のよさ」みたいなものはインジェクション特有のレスポンスと低速トルクの豊富さで微塵も感じません。100キロ位まではアクセルに対してリニアに加速してくれるので大した速度を出さなくとも楽しいです。公道で飛ばさなくても楽しめるというのは私にとって非常に都合がいい特性です。
私は長いことホンダのVTR1000Fに乗ってましたが蹴りだされる様な感覚はモンスターの方が上です。
反面 高回転域は「ただ回ってるだけ」感が強いです。伸びません。おかげで乗りやすいのですが。
車体そのものが400スーパーフォア程度しかない上にブレンボキャリパーが標準装備されているので制動力は非常に優れています。
サスペンションはフロントフォークに伸び調整がないものの固めの設定がされている為に峠などでも安定して乗れます。リヤサスは上位グレードのオーリンズが装備してありますが調節する気にもなれなかったので真価は不明です。
ダラダラ走るには最高とは言わずとも非常に向いています。安いとはいえイタリアンな雰囲気は充分味わえますしヤフオクを漁れば部品はいくらでも転がっています。なにせ数の出たバイクなので。
パリッとしたカフェレーサー仕様にしてオシャレに乗ろうとしていた時期が私にもありました。
実際そんなことしたら乗るのかったるくなってたに違いないですが。
学生時代ならやってましたね。暇はあるが金はなかった学生時代。あの頃の自分にこのマシンを渡してやりたいものです。